太陽染め(サンテクニック)・ヘリオグラフィー

薄手の白の綿生地に布用絵の具で染めて、絵の具が乾燥する前に生地の上に葉っぱ、ステンシル型など平らなものを置き、太陽の下で乾燥させます。型を置いたところが白く抜けてキレイな模様が現れます。


1. 絵の具の準備
セタシルク (またはセタカラー透明色でも可)  1:水 1 ぐらいの割合で薄めて混合液を作る。
* セタカラーグリッター透明色、セタカラー不透明色、セタカラースウェード色は不可。
* セタカラーの場合は、粘度が高いので、絵具1:水2ぐらいの割合で混ぜます。


                   
       
          セタシルク45ml                  セタカラー透明色    セタカラー透明蛍光色

2. 生地を染める
 1.で準備した混合液を霧吹きやスポンジ刷毛などで生地全体を染める。
* 生地は薄手の綿100%が望ましい。厚手の場合は、型を置いた部分の色が白く抜けない場合があります。
* レーヨン100%などの化学繊維でも太陽染めは出来ますが、絵の具の定着がよくなく、洗濯時に色落ち・色移りする場合があります。
* 撥水加工、特殊な加工をした生地は適していません。予め、ハギレなどでテストされることをおすすめします。





3. 型を置く
絵の具が乾燥する前に、自然の葉っぱ、ステンシル型、コイン、ネックレスのチェーンなど平らなものを染めた生地の上に置く。型は生地に密着するような平らなものが望ましい。また、岩塩を生地に振っておくと流動的な模様が現れます。




4. 太陽の下で自然乾燥
強い日差しの太陽の下で乾燥させます。型が風などで飛ばないようにしてください。
*雨や曇りの日で日差しが弱い日はくっきりとした白い模様は現れません。
*太陽の日差しの代わりに、赤外線ランプの熱でも可能です。


5. 型を外す
型を外すと型の置いたところが白く抜けて模様が現れます。もともと繊維に染まったペイントが、太陽の熱で乾燥するに従って、型を置いた部分(日陰)から、型を置いてない部分(日向)に移動します。

 

 


<太陽染めが体験できる施設>
石垣・Voyage Life  https://www.facebook.com/voyagelifeishigakijima/
名護・道草ラボ       https://michikusalabo.com/
伊東・マリンロード http://www.marine-road.com/experience.html
*開催情報について、事前に直接、施設へ確認お願いします。






作品制作/撮影協力:Blue Field Kumejima 木村麗子