南フランス
プロヴァンスが生み出す
色彩豊かな絵具たち

   

南フランスプロヴァンス地方で生まれたペベオ社の絵具。その最大の特徴は、地中海の温暖な自然が育み、作り出す、豊かで美しい色彩です。その美しさは、長年に渡り多くのアーティストに愛され続けている、油彩、水彩絵具をはじめとして、暮らしを豊かにする陶器「ポーセレン150」・ガラス用絵具「ヴィトレア160」、多くの布素材に自由に描くことができる「セタカラー」、子どもたちを指先からアートの世界へと導く知育絵具「フィンガーペイント」、そして新しいペイントの世界を切り開く「ミクストメディア」など数多くの個性あふれる絵具の中に脈々と息づいています。
上質さ、機能性の高さ、そして何より美しい色彩で愛され続けているペベオ社の絵具たち。今日では世界100ヵ国以上の国々で愛用されています。


ペベオ社の歴史
- Pebeo, Pigment in the DNA - a magic formula for our artists!
ペベオ社はフランス・マルセイユに1919年設立されました。当時、鉛から錆止め剤などの製品を作り出していました。使用していた原材料「酸化鉛」の化学式 PbO から社名 Pebeo が誕生しています。当時、今日のような絵具が開発される前までは、アーティストたちのために作られた顔料は、鉱物を砕いたパウダー状で売られていました。

1929年、鉛の価格が高騰し、工場はイエロー、オレンジ、クローム顔料、などの生産に代替せざるを得なくなり、1940年,
戦争が進行するなか、世の中の想像力を求めるニーズとともに、子供向けの不透明水彩絵具の開発をスタートしました。

 
  初代 Claudius Chaveau

1950年代、子供たちの成長と覚醒をベースとした教育メソッドに興味のあった創業者Claudius Chaveauは、学校の先生とのコラボレーションプロジェクトをスタートさせました。その時代のフランスの学童はペベオガッシュ絵具を知るようになりました。

アーティストは長年独自で顔料を砕く方法を考えてきていた一方で、自分たちの声に熱心に耳を傾けるメーカーを探していました。1952年、油絵具メーカーと有名なギャラリーオーナーとの話し合いの後、工場をペベオに売却し、ペベオ社での油絵具製造がスタートしました。

1960年、Claudius Chaveauの息子であるRobert Chaveauが会社を引き継ぎ、彼は当時世の中に無かったテキスタイル生地に描ける絵具を開発し、クラフトターたちのニーズに応えることが出来ました。太平洋のタヒチ島では、セタカラー絵具が現地の女性が纏うパレオを染めることに使われました。

1977年、USAでのアクリル樹脂という新しい原材料をもとにペベオアクリル絵具の開発が始まりました。1981年、Robert Chaveauの息子であるEric Chaveauも加わり、当時、輸出売上は全体の20%以下だった経営環境を輸出部門にも大きく尽力するようになりました。




Robert Chaveau & Eric Chaveau & Antoine Chaveau


1989年、生産能力が飽和状態で、手狭になった工場を新しく建て、そこには日本の着想を得た革新的で機能的な部分を多く取り入れ、本社屋内にはショールーム、日本庭園、アートギャラリーを併設し、多くの来訪者を魅了しています。

        


フランス本社工場では、1995年、生産量が年間1,500トン(3,500種類、1,000万チューブ・1,000万ボトル)になり、2000年、中国・上海に新工場を設立しました。また、ショールーム兼ワークショップスペース Espace Pebeo 上海、北京、成都、広州、ロンドンを後に開設してい行きました。

2012年、Ericの息子である Antoine Chaveauが加わり、海外営業マネージャーとして、中近東・インド・東ヨーロッパを担当し、現在ではスペインの責任者として指揮を執っています。



いつの日も「描く人たち」と共に歩み、常に新しい絵具を世界中に届けています。
1998年、水性で低温焼成すると硬化する新世代のアクリル樹脂を使った陶器用絵具「ポーセレン150」、ガラス用「ヴィトレア160」、2009年には偏光顔料を使用したアクリル絵具「ダイナ色」、2011年特許を取得した「ファンタジー絵具」はのちにUSAで最大の画材協会NAMTAにて、最優秀イノベーション賞を受賞しました。2016年には油性ペイントマーカー「4アーティストマーカー」を開発、ペベオ社は常にアーティストとともに自由な発想で、革新的な商品を生み出しています。

  
INNOVATION IS AT THE HEART OF THE COMPANY